関学サッカー 阪南大に敗れ、全国大会初戦で敗退

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 第70回全日本大学サッカー選手権は11日、前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場(前橋市)で2回戦があり、関西学院大学は阪南大学に0-1で敗れ、初戦敗退となった。

 「初戦の難しさを感じ、いつも通りのプレーができなかった」と試合後にDF本山遥が話したように、前半は、阪南大に何度も自陣に迫られる厳しい展開となった。前半39分、自陣でのパスミスで相手にボールを取られると、そのまま相手に先制点を許した。

 後半、関学大はメンバーを変え、巻き返しを図ったが、守備を固めた阪南大に苦戦。前半に比べ、相手ゴールに迫る展開も増えたが、ゴールを決めきることができなかった。後半47分のフリーキックも、ゴールには結びつかず、そのまま試合終了を告げる笛の音がスタジアムに響き渡った。

 試合後、関学大の高橋宏次郎監督は涙を流した。「最初は頭が真っ白になり、何も考えられなかったが、応援してきてくれた人を見て涙が抑えられなくなった。選手に対して、もっとできたのではないかと思うと共に、自分自身がすごく情けない」と悔しさをにじませた。

また、今日で引退となる途中出場のFW山見大登は「インカレの前にけがをしたが、絶対に関東勢に勝ちたいという思いがあったから無理をしてでも出た。4年間勝てなかったのは悔しい」と話した。

 関学で4年間サッカーをして何を学んだかとの問いに「高校までは、攻撃だけをやっていればいいと思っていた。しかし、関学というレベルの高い大学に入って、それだけでは生き残れないと危機感を抱き、他のプレーにも励むことができた」と語った。(林昂汰、松本亘平)

後半、DF山内舟征のヘディングも得点とはならず=2021年12月11日、前橋市の前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場、林昂汰撮影
試合後、悔しさをかみしめる関学大の選手=2021年12月11日、前橋市の前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場、林昂汰撮影

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