関西学院同窓会6団体は4月21日、神戸三田キャンパスで食料提供会を開催した。新型コロナウイルスの影響で収入に困っている学生が対象で、神戸三田キャンパスでの開催は初めて。提供会の運営に関わった同窓会西宮支部の薄井修司支部長は「神戸三田キャンパスの学生たちもサポートしてあげたいという思いがあった」と話した。
食品は全て全国の関西学院同窓会からの寄付で、米やカップ麺、缶詰などの保存食に加え、マスクや生理用品といった日用品もそろえている。
関学大での食料提供会は今回で5回目。薄井さんは以前も、西宮上ケ原キャンパスでの食料提供会を指揮した。西宮上ケ原キャンパスで提供会をする中で「神戸三田キャンパスでも開催してほしい」という学生からの要望があった。「三田の学生の期待に応えたい」と考え、同窓会三田支部へ相談。三田支部の今垣均支部長と協力し、4月に開催することが決定した。
今垣さんは「コロナの影響で三田支部は活動できていなかった。参加してくれた学生と西宮支部の薄井支部長には感謝したい」と話し、「多くの団体の協力のおかげで開催できた。持ち込んだ食材も残すことなく配布することができ、関学ファミリーの結束を感じた」と話した。
食料提供会に参加した総合政策学部1年の女子学生は「一人暮らしにはありがたい。また神戸三田キャンパスでも開催してほしい」と満足げに話した。(小倉彰圭)