三田屋本店関学店 2年ぶり営業再開

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 関西学院大学西宮上ケ原キャンパスの学生会館新館1階にあるステーキレストラン「三田屋本店―やすらぎの郷―関学店」は25日、営業を再開した。コロナ禍で一昨年4月から休業していたため、営業は約2年ぶりとなる。中埜里志店長(40)は「お店が無事に再開できて、安心した」と笑顔で話した。

 関学店は、三田屋本店の中で唯一学校内にある店舗である。学生をメインターゲットとし、手頃な価格で三田屋本店のステーキを食べられるのが特徴だ。感染症拡大の影響で、大学は一昨年4月からオンライン授業が中心となり、関係者以外のキャンパス内への立ち入りが禁止されていた時期もあった。売り上げが見込めないという会社の判断で休業を続けていたという。

 再開初日は学生や大学職員のみならず、近隣住民らも来店したという。また、アメリカンフットボール部の学生やジャージ姿の女子学生といった運動部の学生も見られたそうだ。初めての来店でロースハムカツ定食を食べた文学部2年の女子学生(19)は「お肉が厚くてジューシーだった。おいしい味で学生にも優しい価格なので、また訪れたい」と話した。

 現在、メニューは鉄板ステーキ定食(1200円)とロースハムカツ定食(600円)の2種類。今後は新メニューの追加も予定しているそうだ。中埜店長は「学生さんには、毎日とは言わずに余裕のある時にステーキを食べに来てほしい」と語った。

 営業時間は午前11時から午後2時30分。水曜、日曜、祝日は定休日で、学生会館の休館日は休みとなる。問い合わせは同店(0798・31・2777)へ。(横山なつの)

三田屋本店―やすらぎの郷―関学店の中埜里志店長=2022年4月28日、同店前、上田帆乃佳撮影
看板メニューの鉄板ステーキ定食=2022年4月25日、平田憲太郎撮影

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