関西学院大学教務機構はこのほど、来年度から授業時間を変更すると発表した。90分だった授業時間は100分になる。学生の生活サイクルに影響があるとの懸念もある。
授業時間は司法研究科(西宮北口キャンパス)を除く全ての学部・研究科で変更。窓⼝や施設の開設時間は決定次第、大学ホームページ等で発表される。
大学は、授業時間変更で知識伝達型の授業形態の脱却を目指す。教員と学生が互いに意思疎通を図る双方向型の授業への転換し、学生自身の主体的な学びを促す「授業改革」も後押しするとしている。
遠方から通う学生からは、生活サイクルへの影響や、交通の利便性を懸念する声が目立つ。文学部2年の男子学生は「1時限目の開始時間が早くなると、通学時間の長い学生に混乱を生むのでは」と話す。
近年、全国の大学で授業時間の延長が相次いでいる。明治大は2017年、授業時間を100分に延ばし、1学期の授業コマ数を15回から14回に減らした。変更で日程に余裕ができ、大学祭前の1週間を休講にした。
関西でも昨年、大阪市立大が100分授業を導入。関学大も他大学に追随する形になった。(木村航太)
■変更後の授業時間
(西宮上ケ原・西宮聖和)
1時限目:8:50~10:30
チャペルアワー:10:30~11:00
2時限目:11:00~12:40
昼休み:(12:40~13:20)
3時限目:13:20~15:00
4時限目:15:10~16:50
5時限目:17:00~18:40
(神戸三田)
1時限目:9:00~10:40
チャペルアワー:10:40~11:10
2時限目:11:10~12:50
昼休み:(12:50~13:30)
3時限目:13:30~15:10
4時限目:15:20~17:00
5時限目:17:05~18:45