関西学生サッカーリーグは19日、全国大会の第5代表決定戦の準決勝が堺市のJ―GREEN堺であり、関西学院大は天理大に2―0で勝利した。決勝の大阪経済大戦に勝利すれば、全国大会出場が決まる。
関学大は前半からボールを握り、試合を支配した。先制点は後半35分だった。スローインの流れから、後ろ向きでパスを受けたFW木村勇大が振り向きざまにシュート。豪快な一撃がゴールネットに突き刺さった。
9分後には、途中出場のMF船越大夢がペナルティーエリア内でボールを受け、冷静にシュートを決めた。
試合を通してのシュート数は、天理大の2本に対して関学大は14本。後半35分まで、攻め込みながらも得点を奪えない時間が続いたが「後ろがしっかり守って、じれずにボールも回せていたので、いつかはチャンスが来ると思っていた。(攻撃を)やり続けられた」と木村。落ち着いて攻め続け、勝利をものにした。
全国大会出場まであと1勝となった。木村は「次勝たなければ、ここまで勝ってきた意味が全て無くなる」と気を引き締めていた。 (林昂汰)