関学大 3回目ワクチン接種「実施したい」も規模見通しつかず 5~7月で検討か

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 関西学院大学の新型コロナウイルス対策本部の事務局である学長室は、関西学院大学新聞の取材に応じ、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種について「学生の健康のためにも大学で実施したい」と話した。現時点で接種の開始時期は、大学拠点接種から8カ月後となる2022年5月から7月で検討している。

 学長室の担当者は、3回目接種が2回目接種の原則8カ月後から実施できることを受け、大学内に接種会場を設けることを検討していると話した。「国の指針や要請を待っているのが現状だが、実施すると想定して動いている」と話し、接種会場の規模を推し量れていないことが現在の問題だと打ち明けた。

 ワクチンの供給を国に申請する際には、接種に必要なワクチンの数を正確に把握することが必要だ。関学大は2021年8月から11月の大学拠点接種で、約1万2千人の学生や教職員にワクチンを接種した。2回目接種の8カ月後は、来年度の春学期期間に当たり、担当者は「来年度は対面授業を予定していて場所の確保が難しい。4分の1の学生が新入生と入れ替わり、接種を希望する人数も予測しにくい」と説明した。

 接種の規模によっては、ワクチンの打ち手が変わる。前回の大学拠点接種では、兵庫医科大学や上ケ原病院などの近隣の医療機関の協力があった。「小規模であれば大学保健館の医師や看護師で実施できるが、前回のような規模になると助けが必要だ」と接種規模を決めることの重要性を強調した。

 3回目接種の今後について「結局は国の指針を待つしかない。検討している大学はどこも同じだと思う」と話した。(西村遼)

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