神戸三田キャンパスの学生らが5月5日、オンラインで裏紙メモパッド作りのワークショップを開催した。子供の日に合わせたワークショップには幅広い学年の小学生が参加した。
参加した小学生は、5枚の裏紙やティッシュ、のりを使い、本格的なメモパッドを制作。折り紙やテープを用いて、表紙に思い思いの装飾を施し、世界に一つだけのメモパッドを作り上げた。
参加した小学生からは「表紙のデザインを考えることが楽しかった」「うまく紙を切ることが難しかった」などの声が聞かれた。
ワークショップでは、裏紙を活用する大切さも学ぶ。紙は木から作られるため、沢山の木を伐採すると自然破壊が起こる。一度使った紙を捨てずに裏紙として再利用することが、自然を守ることにつながるという話に、小学生は熱心に耳を傾けた。
ワークショップを催したのは、神戸三田キャンパスの学生団体「エコステーション」。「日々の中にちょっとしたエコ活動を」という活動理念のもと、環境問題を解決するプロジェクトに取り組んでいる。裏紙を用いたメモパッド作り以外にも、不要な新聞紙やTシャツでエコバックを作るワークショップなど、様々なイベントを展開している。
作業の進行を担当したエコステーションの山中碧生さん(総政・3)は「オンライン会議システムのズームを利用したワークショップは初めてで不安だったが、想像以上に小学生が楽しんでくれてとてもうれしかった。この裏紙メモパッド作りが、エコへの取り組みに興味を持つきっかけになればと思う」と手応えを語った。(川本暖乃)