受付対応の様子=7月5日、西宮上ケ原キャンパス中央芝生横テント、木下皓太郎撮影
宗教総部献血実行委員会は7月4日と5日の2日間、西宮上ケ原キャンパスで夏の献血週間を開催した。2日間の参加者は合計182人となった。
献血には景品がもらえたり自身の健康チェックになったりするという魅力がある。会場では「献血するのは今日で6回目だ」という声も聞かれた。
今回の献血週間は、西宮上ケ原キャンパスにおいて、委員会が新入部員7人を迎えてから初めての開催となった。
今年の春に入部した布啓生さん(経済学部1年)は、以前道中で献血の呼びかけを目にしたものの、勇気が出ず参加できなかったことにもどかしさを感じていた。「入部先を迷っていた際に、キリスト教学の講義で聞いた宗教総部の説明が決め手になった」と入部の経緯を振り返った。
同じく新入部員の山内惟央さん(社会学部1年)は、もともとボランティアに興味を持っていた。「コミュニケーションが苦手だが、同期がみんな頑張っているので自分も頑張らないといけない」と決意を口にした。 委員会の前代表によると、10代から30代の献血協力者は10年前から31㌫減少しているという。さらに、日本赤十字社は今後も少子高齢化により献血可能人口が減少し、2035年には献血者延べ人数が46㌫不足すると予測している。新体制となった委員会は今後も更なる献血の協力を求め、活動に取り組んでいく。 (山下結大朗)