硬式野球部65年ぶりの春秋連覇

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 優勝が決まりマウンドに集まる野球部メンバー=2024年10月21日、わかさスタジアム京都、体育会公式野球部提供

 関西学院大学体育会硬式野球部は10月20日と10月21日、わかさスタジアム京都で行われた関西学生野球連盟秋季リーグ戦最終節である京都大学戦に出場した。

 10月20日の初戦、試合は今季最終節前までチーム打率2割8分8厘の強力打線が猛攻を見せた。3回裏、安打や犠打で好機を作ると、3本のタイムリーなど打者一巡の猛攻で一挙に4点を先制した。さらに、6回裏にも、2本のタイムリーと2つの押し出し四球などで4点を追加するなど14安打14得点と爆発力を見せた。

 投手陣は先発の古川雅也選手(社会学部4年)が登板。テンポの良い投球で、相手打線から凡打の山を築くなど7回3奪三振無失点の好投を見せた。残り2イニングも2人の投手が1失点でつなぎ結果的には14―1の大勝となった。

 10月21日、優勝に王手をかけた試合は劇的な試合となった。1回裏に京大打線が関学大投手陣から6つの四死球をもぎ取るなど一挙5得点を挙げた。追いかける関学大打線も押し出し四球や犠飛などで攻め立てるも、8回終了時までで4―6と2点ビハインドと終始劣勢な展開が続いた。

 そんな中、最終回の9回表、関学大の攻撃が始まる。ここまで2イニングを無安打無失点で抑えていた相手投手を攻略していく。2つの四死球や失策などで1点を返し、なおも一死満塁のチャンスに打者は代打の山畑陸選手(経済学部4年)、打った打球は右中間を抜ける走者一掃のタイムリースリーベースヒット、この回一挙に4点を挙げ、逆転に成功した。

 投手陣は2回以降、4人の投手が9回まで1失点に抑え、8―6の大逆転で優勝を決めた。

 関学大は京都大学から2連勝し勝ち点を挙げ、2季連続17度目の頂点に立った。またリーグ戦春秋連覇は1959年以来の65年ぶりとなる快挙となった。

今後、関学大は明治神宮野球大会をめざし、11月の関西地区大学選手権大会に出場する。関西地区大学選手権大会は関西地区五連盟の各代表5チームから代表2チームをトーナメント方式で決める大会である。  (久保田創士)

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