1セットも許さず「打倒関東」に弾みつけ準決勝に 大学対抗王座決定戦試合 関学大庭球部男子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

 全日本大学対抗テニス王座決定試合の第2日は9日、愛媛県総合運動公園(松山市)であり、関西学院大学庭球部男子は初戦に北海道地区代表の小樽商科大学と対戦した。全体を通して1セットも与えず9-0と圧勝。準決勝へと駒を進めた。ダブルスに好気配をにじませ、本大会の目標である「打倒関東」へ弾みをつける。

 「良い流れの試合を作り、圧倒するための鍵」と大会前から意識していたダブルスの滑り出しは順調だった。中留諒太・其田怜ペアが最初のゲームを獲得すると、その後も難なく勝利した。続いて増成智也・増成拓也ペアがストレート勝ち、篠田玲・堤野竜司ペアも勝利し、ダブルスは一分の隙も見せず全勝した。

 勢いに乗った関学大は、シングルスでも次々とセットを獲得した。最後となった堤野選手は接戦を繰り広げるも粘り勝ち。 試合全体を通して小樽商科大に1セットも与えない、堅実なプレーを披露した。末吉悠人主将は「序盤は固い動きもあったが、目標だった9-0で勝つことができてよかった」と試合内容を総括した。

 シード校が順当に勝ち進めば、11日に慶應義塾大学と準決勝で対戦する。「ダブルスで全勝、シングルスでは泥臭く勝負したい」と主将は意気込む。(柴崎辰徳)

シングルスのラストで粘り勝った堤野竜司=2022年10月9日、松山市の愛媛県総合運動公園、西村遼撮影
ダブルスで先勝をとった其田怜・中留諒太(写真)ペア=2022年10月9日、松山市の愛媛県総合運動公園、西村遼撮影
相手に1ゲームも与えなかった増成智也・拓也ペア=2022年10月9日、松山市の愛媛県総合運動公園、西村遼撮影
試合後「打倒関東」を掲げる末吉悠人主将=2022年10月9日、松山市の愛媛県総合運動公園、西村遼撮影

関連記事

ピックアップ記事

  1. イルミネーションに照らされる時計台=11月3日、西宮上ケ原キャンパス中央芝生、山本一貴撮影 …
  2. 「崖の上のハムラーメン」呼び込む学生=2024年11月3日、西宮上ケ原キャンパス、山下結大朗 …
  3. 第4回能登半島地震現地ボランティア  能登半島地震現地ボランティアは関西学院大学ヒューマ…
  4.  ミーティングの様子(左から中村稔、中川暢三、大沢芳清、清水貴之、稲村和美、斎藤元彦)=2024年…
  5.  優勝が決まりマウンドに集まる野球部メンバー=2024年10月21日、わかさスタジアム京都、体育会…
ページ上部へ戻る