新型コロナウイルスの影響で初のオンライン開催となった関西学院大学の学園祭「新月祭」の第2弾が7日と8日にあった。学生が歌や手品を披露するコンテストや、お笑い芸人の漫才などを動画で配信した。
先月の第1弾では、集客に課題が残った。終了後、キャンパスや阪急バス車内にポスターを掲示し、大学周辺の家庭にはチラシを配った。
卒業生のロックバンドのライブは約3千人が視聴した。実行委員会の作本育海・広報局長(経済学部2年)は「収録したものを配信したので、出演者と一緒に観て楽しめるライブになった」と振り返る。
学生が歌や手品を披露するコンテストでは6組の学生が出演し、実力を競った。ギターの弾き語りを披露し優勝した余星さん(18)は「自宅で聴く人が多いので落ち着いた曲を選んだ。優勝できて本当にうれしい」と話した。
ツイッターなどSNSのコメントで視聴者や出演者から「実行委員会ありがとう」など感謝の声が届いているという。松田将成・実行委員長(文学部3年)は「(オンラインでも)学生が成果を発表する場が作れてよかった。関係者全員に感謝している」と話した。 (難波千聖)