多くの人が利用する施設での喫煙を規制する改正健康増進法が1日、一部施行され、本学でも多くの喫煙所が閉鎖された。受動喫煙対策が進むと歓迎する声がある一方、喫煙者がキャンパス外の喫煙所に流れ、周囲に影響が出ると懸念する声も聞かれる。
1日、西宮上ケ原キャンパスでは喫煙所が4つに削減された。大学施設が集中するキャンパス東側ではB号館に設置された1カ所のみに。西宮聖和キャンパスでは喫煙所が1カ所、神戸三田キャンパスでは5カ所となった。
喫煙者がキャンパス外の喫煙所に出ることも懸念される。キャンパス内の喫煙所が「飽和状態」になれば、近隣のコンビニなどに喫煙者が流れる可能性も。法学部4年の男子学生は「多くの学生が学外の喫煙所を利用すると思う」という。
経済学部2年の女子学生は「以前は副流煙が流れてきて不愉快だった。多くの喫煙所が閉鎖されたことはうれしい」と歓迎する一方で、喫煙者の学生は「不便になったが今さら禁煙は出来ない。困っている」と話した。