多彩な機能を持つ大阪梅田キャンパスを有効活用へ

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1枚目 大阪梅田キャンパスがあるアプローズタワー=大阪梅田キャンパス提供

 関西学院大学大阪梅田キャンパスは近年利用者数が減少しているが、様々な試みによりキャンパスの有効活用を促進している。

 大阪梅田キャンパスの主な活動は経営戦略研究科を中心とした昼夜開講制による大学院授業の実施だ。関学生が利用できる会議室や自習室の提供も行っている。

 主要な設備としては授業のオンライン受講が可能なハイフレックス対応の機材を備えており、多忙な社会人の大学院生から高い評価を得ているという。その他にもPCの貸し出しやレポートの印刷が可能なPCコーナー、他キャンパスより遅い平日21時まで証明書の発行が可能なラウンジなど、就活にも役立つ豊富な設備ばかりだ。

 多彩な機能を持つ大阪梅田キャンパスだが、年間10万人以上いた利用者数はコロナの流行によって10分の1未満へと減少した。現在でも利用者数はコロナ前の約半分にとどまっている。

 特に就活支援を目的とした利用者数は、オンラインによる就活が普及したことでコロナ前の60分の1未満へと激減した。この影響は大きく、大阪梅田キャンパスのキャリアセンターが西宮上ケ原キャンパスと神戸三田キャンパスに機能を完全に移す原因になった。

現在はPCコーナーの利用者数にかなりの余裕が出ており、KWICを通して利用を呼びかけている。今年の10月にもKWICで告知を行い、PCルームの利用者に先着順で独自のクリアファイルをプレゼントする予定だ。

 岡田祐之大阪梅田キャンパス運営課課長(59)は、大阪梅田キャンパスを利用したことがない学部生に向けて「空き時間にはPCルームなどをぜひ使って欲しい。大阪梅田キャンパスは大学生活を充実させる力を持っている」と力強く語った。   (石岡孝憲)

大阪梅田キャンパス14FのPCルーム=大阪梅田キャンパス提供

 大阪梅田キャンパス14Fのラウンジ=2024年8月7日、ラウンジ、石岡孝憲撮

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