一般入試 志願者数は過去8年で最多に

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 関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで2月1日、一般入試が始まった。今年度の総志願者数は過去8年で最多となる、32390人であった。

 「高校での説明会や、SNSでの情報発信を増やしたことで、受験者へ直接関学の良さを伝えられたことが受験者に支持された」と広報室は分析している。

 さらに、兵庫県や大阪府以外の、より広い範囲から受験する人を増やすための取り組みも要因の一つと広報室は考える。昨年度までは一つしかなかった大阪の会場を北と南の二つに分けた。これにより、今まで認知度が低かった和歌山県など南部地域からの受験が増加した。

 ほとんどの学部が増加傾向であったが、特に人間福祉学部や社会学部の人気が高かった。法学や経済学といった実学より幅広く学べ、選択肢の幅が広がる学部への関心が高まっているという。

 初日は全国23都市で開催。11316人が受験した。コロナ対策は昨年と変わらず、濃厚接触者の試験は別室で実施した。

 同キャンパスで受験した女子高校生(18)は「ちょっと自信がなくなりそうだが、自分がしてきたことを全部出せるようにしたい」とテストを前に緊張した面持ちで語った。中島剛大さん(19)は「過去10年分を何周も取り組んだ。緊張はしているが、色々対策してきたので、自信しかないです」とこれから受験するテストへの意気込みを話した。(石本理子)

試験前の入試会場の様子=2023年2月1日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、松本亘平撮影
感染対策の様子=2023年2月1日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、松本亘平撮影

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