古典芸能研究部 落語会を開催 初心者を落語好きに

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関西学院大学古典芸能研究部は11月20日、関西学院会館2階ベーツチャペルにて「初
心者のための落語会in関学」を開催した。落語会は前半と後半の2回に分かれ、十
数人が訪れた。
 今回の落語会では初心者の落語への敷居を低くすることが目的だった。またこの数年
間、古典芸能研究部は勧誘がままならない状態が続いていた。そのため、来年2月から
活動を再開する同部の部員勧誘も狙いだった。
 出演した落語家の桂二豆さん(29)と落語作家のくまざわあかねさん(52)は在学中
古典芸能研究部に在籍していた。当日は桂二豆さんの解説付きの落語やくまざわさんと
のアフタートークで会場を沸かせた。
 くまざわさんは、落語が持つ魅力として同じ演目を何度聞いても楽しめることを挙げ
ている。「同じ噺でも演者が変化すると噺の雰囲気が変化する。同じ演者でもお客さん
や会場の雰囲気によって空気は変わる」と述べており、落語が持つ魅力を説明した。
 2人は「雰囲気だけでもいいので気軽に落語を見に来てほしい。その手助けになるこ
とができる活動をしたい」と落語初心者への思いと今後の活動について語っている。く
まざわさんは、OBと現役部員が協力し、古典芸能研究部の活動や勧誘を続けていきた
いと、今後の意思を示した。
 来場者の王芸錦さん(人間福祉学部2年)は中国からの留学生で、落語を実際に見る
のは初めてだった。「本格的な落語を見ることができてとても面白かった」と感想を述べた。

(岡﨑亮太)

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