計16団体がKSCに集結し、新入生へ魅力を発信 主催者「KSCの強みは横のつながり」

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ポスターとスタンプシートを見せる学生コーディネーターのおふたり 2026年4月23日、神戸三田キャンパス、小林颯翔撮影

 関西学院大学ヒューマンサービス支援室は神戸三田キャンパス第二厚生棟で、4月22、23日の二日間にわたり、16団体が参加するボランティアEXPOを開催した。

 ボランティアEXPOは主に新入生を対象にボランティアの興味関心を周知することを目的とし、各参加ボランティア団体が会場内に小間を設置し、傾聴者を募る方式で開催され、計39団体が参加した。

 主催を務めるヒューマン・サービス支援室ボランティアコーディネーターの沖本祐基さん(27)は、西宮上ケ原キャンパスでのボランティアEXPOとの違いについて「三田はボランティア団体同士のつながりが強く横断的で、それをふまえて毎年イベントの改善も意欲的にしている」と述べた。

 神戸三田キャンパスでのボランティアEXPOでは今年度、各小間をまわることでスタンプがもらえ、4つ集めることで景品をもらえる企画が行われた。各参加ボランティア団体の学生が作成した景品がランダムで獲得できる「おみくじ」が新たな取り組みとして実施された。

 また参加団体の中でもひと際注目を集めたのが、丹波篠山市を拠点に活動するボランティア団体「ええやんハウス部」である。
 この団体は地域の保全活動を目的とし、若者が地域住民と協力することで「若者が高齢者を含む地域住民との交流を通じ、若者が地域に関わる第一歩を後押しすること」を中長期的なビジョンとしている。

 毎月第2、第4日曜日に丹波篠山の土地所有者や土木技術者とツリーハウスの建設作業に取り組み、自然・環境に触れながら地域活性化につながる経験を積むことを目指している。

 団体には前述の目的を達成する事に留まらず、建築・土木の実践的な経験を積みたい理工系の学生を含む計約12人が参加する。また、文系・理系の垣根を超えた幅広い知識と経験の獲得を目指す有志も多く参加し、仲間との協力を原動力に挑戦を続ける活動が特徴である。

 事実2日間での延べ参加者は、合計18名と規定部員を上回る結果を達成するなど団体としては拡大傾向にあり、取材に応じた同団体の広報を務める堀雄貴さん(工学部4年)は結果に手ごたえを感じている様子であった。

 一方子育て支援に力を入れているのはボランティア団体結(MusuVi)である。三田・北神地域で関西学院大学初のイベントボランティアサークルとして活動している彼らは、「学生×チャレンジ×地域」をテーマに2024年4月の設立後、学生だからこそできるチャレンジや発想力を活かしたイベントの企画・運営等を行っている。

 結(MusuVi)現代表(2026年現在)の松原宗太郎氏によると「三田市は、以前からベッドタウンとして活動が進み人口が増えてきた地域ですが、今はかつて子供だった世代が大学生や社会人となって都市部へ流出しています。そうした中で子供達には『三田市はいい町なんだ』と感じてもらいたいという思いがあります」とにこやかに語った。

 また、神戸三田キャンパスのボランティア全36団体の活動は横断的でありイベントを計画する際は互いにブースを出し合う時もある。横のつながりを意識した出展団体を呼び込むことで学生主体の自立的なイベントを作っていくことを大切にしている。

 特に理系の学生の多さを生かしたブースは、理系的な実験などといった普段の学校の授業ではなかなかできない体験を提供できる。松原氏は「学術的な堅いものではなく、ボランティアとして、できるだけ子供たちに楽しんでもらい、それが三田市での思い出になってくれたらいいなと思っています」と述べた。

 毎年9月に行われる合宿では1回生が主体となって1泊2日の旅程を企画するなど、低学年のうちから運営・企画・広報を意識することで2、3回生になった際に独自性を活かしたイベント運営を行えるようになり、より地域へ目を向けられるようになることで密着度を上げている。

 最後に今回のボランティアエキスポの手ごたえを尋ねると、「昨日の来場者数は18名で、今日は19名。計37名の方に来て頂きました。ボランティアに興味を持ち、そのなかでも結を選んで訪れてもらえたことに手ごたえを感じています」と力強く語った。三田市×理系の可能性はまだまだ計り知れない。

(小林颯翔・北村勇成)

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生命環境学部1年 わかりやすい記事を心掛けます。三田支部のTwitter運営を担当させて頂いております。

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