先発投手として気迫の投球を見せた木下投手=2026年5月30日、関西大学千里山キャンパス KAISERS BASEBALL FIELD、高競文撮影
関西学院大学硬式野球部は5月30日、関西大学千里山キャンパスKAISERS BASEBALL FIELDで第49回総合関関戦に臨み、関西大学と対戦した。
関学大の先発は木下鷹大投手(社会学部1年)。いきなり初回から四球、安打、四球で無死満塁のピンチを迎えるもその後の打者を併殺と中飛に抑え、一回表を無失点に抑えた。二回表も二死から安打、四球、安打で二死満塁となったが、打者を三直に仕留めるなど一年らしからぬ集中力を見せた。
三回に招いたピンチは防いだものの四回表、無死一三塁から併殺崩れで勝ち越しを許した。その後、再び二死満塁のピンチを迎えるも次の打者を右飛に抑え、四回二失点で降板した。

4番指名打者で先発出場した新井内野手=2026年5月30日、関西大学千里山キャンパス KAISERS BASEBALL FIELD、高競文撮影
打線は一回裏、三番の村亮佑外野手(法学部3年)の適時打で一点を先制。しかし、その後は好機を生かせず、六回表まで無得点に終わった。
投手陣は六回三番手で登板した岡田晴吾投手(経済学部3年)が二死から中堅方向へ打球を打たれ、中堅手の村亮佑外野手が処理しきれず、味方のカバーも間に合わなかったため、ランニングホームランを許した。また七回に四番手で登板した飯田泰成投手(人間福祉学部4年)は二死から左翼に本塁打を叩き込まれ点差は三点差となった。
しかし七回裏の攻撃、エラーと捕手の捕球ミスで一死二塁のチャンスを作り、この日一番の福谷宇楽内野手(社会学部4年)が適時打を放ち二点差、さらにその後一死一三塁でディレードスチールを仕掛け点差は一点差に迫った。
流れが関学大に傾いたと思われたが、その後の打者は三直に倒れ追加点とはならず、その後のイニングはともに無得点に終わり3対4で、関関戦では三年ぶりとなる敗北を喫した。
試合では、応援団も猛暑の中、声を張り上げ続けた。初めのエール交換から最後まで応援の声が途切れることはなく、グラウンドに響き続けた。またイニング間には観客を鼓舞するパフォーマンスを行うなど、観客席を大いに盛り上げた。
(木下健太)
【用語解説】※ディレードスチール…投手が投げた瞬間以外に行う盗塁のこと。例えばランナー一三塁の場面で一塁ランナーがスタートしキャッチャーが一塁ランナーを刺そうと二塁に投げた瞬間に三塁ランナーがホームを陥れることは得点と見なされる。今試合のディレードスチールはまさにこの形であった。
