関西学院大学では12月4日から8日にかけて学生コーディネーター(学生CO)がボランティアweekを開催した。ボランティアweekとは、関学生にボランティアを広める一週間のことだ。今年度は「chocoボラ」をコンセプトに誰でも簡単に参加できるボランティアを企画した。
ボランティアweekでは期間中、気軽に体験できるボランティアとして「切手整理」を毎日開催している。学生から使い終わった切手を回収し、奇麗にする仕事だ。学内で簡単にできるボランティアで、切手はヒューマンサービス支援室で常時回収している。奇麗にした切手は、切手愛好家に販売するなどしてお金に換金し、福祉団体への寄付に充てている。
参加した梁穎怡さん(文学部1年)は「kwicで知り、興味を持ったので参加した。他のボランティアにも参加したい」と話した。企画した学生COの1人である中村衣吹さん(社会学部2年)は「体験者と会話が弾んで楽しかった。楽しんでもらえたらうれしい」と語った。同じく学生COの竹本絢理さん(経済学部2年)は「この切手整理がボランティアを始めるきっかけになれば幸いだ」と笑顔を見せた。
学生COは西宮上ケ原キャンパスだけでなく、神戸三田キャンパスや西宮聖和キャンパスの学生も務めている。総数は70人にのぼり、毎年春に新入メンバーを募集する。応募は学年に関わらず可能である。
西宮上ケ原キャンパスに所属する学生COは正門のすぐ左手にあるヒューマンサービス支援室で活動している。主な取り組みは関学大の学生たちにボランティアを紹介することだ。1週間で15人ほどの学生がボランティアに参加しようと訪れている。
学生COが開催するボランティアweekでは、切手整理以外にも様々な体験ができる。気軽にボランティアに触れられる機会なので、ぜひ一度参加してみてほしい。(石本理子)