一般入試始まる 総志願者数は1978年以来の51000人越え

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 関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで2月1日、一般入試が始まった。今年は1978年以来の高水準となる51097人が受験した。倍率は昨年度より2・5倍上昇し、志願者数は4年連続の増加となった。

近年、関学大は受験生に選ばれる大学を目指し、学生ファーストの入試制度への改革を進めている。今年は共通テストと一般入試を組み合わせた型の募集人数を増やすなど、併用出願しやすい形式に変更した。来年度から新課程入試が始まるため、受験生が浪人を避ける傾向があるからだ。新課程入試では、共通テストに情報科目が追加されるなど、受験生の勉強量が増加する。

さらに、2月5日には英数日程を実施する。従来の制度より数学が得意な学生が合格しやすくなったこの受験型を導入することで、多様な受験生を獲得するのがねらいだ。

 関学大は令和6年能登半島地震で被災した学生に対して受験料を免除した。中村洋右入試課長(48)は、「自分は阪神淡路大震災が発生した1995年に西宮上ケ原キャンパスで入試を受けた。何か支援できればという思いが強かった」と語った。

 法学部と文学部を受験する女子高校生(18)は、憧れの先輩が関学大に進学したことから受験を決めた。「不安はあるがとりあえず頑張りたい」と緊張した面持ちで語った。

受験生の上園芽生(がしょう)さん(18)は将来マーケティング関係の仕事に就きたいと考えていることから商学部を受験することを決めた。「緊張はしているが落ちに来たわけではない。しっかり合格をつかみ取りたい」と力強く話した。(石本理子)

試験開始を待つ受験生=2024年2月1日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、松本亘平撮影

試験会場の様子=2024年2月1日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、松本亘平撮影

試験会場に足を運ぶ受験生たち=2024年2月1日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、松本亘平撮影 

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