関西学院大学の大学生協は、2023年1月からレジのシステムが変わることを発表した。これまでは組合員証であるカードにお金をチャージすることで支払いができたが、1月以降はクラウド利用型となる。変更に伴い年内に大学生協アプリに登録する必要がある。
関西学院大学生活協同組合理事会室長の林秀雄さん(55)は「各大学で変更が進んでいる。東京の大学から始まり、関西の大学でも導入するのに関学大が合わせる形だ」とシステムが変更する経緯を話した。
登録には様々なメリットがある。支払いがスマホでできるようになるため現在のようにカードを持ち歩かなくてもよい。そして、これまでレシートに記載されていた利用履歴や残高、購入商品の栄養価もスマホで確認できるようになる。
また、教科書や書籍などの割引がなくなり、代わりに一律10%のポイント還元が行われる。書籍だけでなく、食堂でご飯を食べると3%のポイントがつく。他にも随時キャンペーンが行われる予定だ。ためたポイントは電子マネーとして次の生協の利用時に使用される。
スマホを持っていない人はパソコンで登録すれば、今まで通りカードで支払うことができ、ポイントも得ることができる。
しかし、先行してアプリを導入した東京の大学では、登録する際にエラーが出る事例が多数見られたという。関学大でも同様にエラーが出ることが予想される。
林さんは早くからの登録を推奨するとともに「エラーが出た場合や何か不明な点があれば、関西学院大学生協総務部で相談をしてほしい」と語った。(深川颯斗)