関西学生アメリカンフットボール1部リーグの最終節は11月27日、万博記念競技場(大阪府吹田市)にて行われ、既に4大会連続59度目の優勝を決めていた関西学院大学は立命館大学に10-6で勝利し、7戦全勝を果たした。
関学大は第2クオーター(Q)にQB星野秀太(1年)からWR糸川幹人(4年)へのパスが通り、タッチダウン(TD)で先制する。第3Qに立命大に1点差まで追いつかれるが、第4Qにキッカーの福井柊羽(4年)がフィールドゴール(FG)を決めて、そのまま逃げ切った。
激しい守備戦を繰り広げ、なかなか点数の入らないゲームとなった。試合後、関学大の大村和輝監督は「立命大はレベルの高いチームなので、ある程度点は取れないだろうとは予想していた」と話した。今試合初めてのTDを決めた糸川は「立命大は意識してきた相手だったので、勝てたことは素直にうれしい」と語り、TDについては「ずっと準備してきたことなので、平常心でプレーすることができた」と振り返った。
また、TD1本に終わってしまったオフェンスについて主将の占部雄軌(4年)は「タイミングやコンビネーションを何回もミーティングを重ねて調整していきたい」と述べた。甲子園ボウルについては「これがオフェンスってところを見せたい」と力強く語った。
関学大は関西代表として全日本大学選手権の準決勝に進出した。12月4日には博多の森陸上競技場(福岡市博多区)で、西南学院大(九州代表)と対戦する。大村監督は甲子園ボウルの優勝に向けて「今シーズン一番のゲームができるように準備していきたい」と意気込んだ。(木下皓太郎)