1日に始まったアメリカンフットボール関西学生リーグで4日、甲子園ボウル5連覇が懸かった関西学院ファイターズ(関西学院大学)は、初戦となる甲南大学との試合を63-7で勝利した。今季は3年ぶりに観客を入れての開催となり、会場となった王子スタジアム(神戸市灘区)のスタンドからは、両チームの声援が飛び交った。
午後5時30分に迎えたキックオフ直後の第1クオーター(Q)、デビュー戦となったQB星野秀太(1年)が40ヤードのロングパスに成功。RB池田唯人(3年)の先制タッチダウン(TD)につながった。同じく第1Q、立て続けにロングパスを決めた甲南大にTDを許すも、その後は無失点に抑え、合計9TDで勝利した。
開幕戦で1年生QBを起用したのは、1996年の有馬隼人(01年卒)以来26年ぶり。試合後、関学大の大村和輝監督は、QB鎌田陽大(3年)が体調不良で1週間ほど練習ができていないと説明した。1年生QBを起用したことについて「いまのベストで1年が入った」とし、「鎌田と競い合い、将来的に期待している」と話した。今後の試合は「頑張って気を引き締めていきたい」と語った。
関学大の次戦は京都大学と、王子スタジアムで18日午後3時にキックオフの予定。(西村遼)