関西学生サッカーリーグは5月28日、第6節兼第67回関関サッカー定期戦が万博記念競技場(大阪府吹田市)であり、関西学院大学は関西大学に6-3で勝利した。これでリーグ戦4連勝、関関戦4大会ぶりの勝利となった。「前半に試合を決めることができたのが、今回の勝因だ」とキャプテンのDF山本祐也が試合後に話したように、関学大が前半に相手を大きく突き放し逃げ切った。
前半14分、FW木村勇大が中央を突破し、DF濃野公人が右サイドからゴールを決めた。木村は16分と29分にもアシストを決め、44分にはDF村上景司のパスから自らゴールを決めた。木村の活躍もあり、前半を4-0で折り返した。
「ハーフタイムが終わりピッチに上がると、温度差にチーム全体がやられてしまった」と山本が語ったように、後半の序盤は27度まで上がった気温が関学大の選手の足を止めた。後半14分、関学大は中盤の右サイドを突破されると、左サイドからゴールに流し込まれた。後半19分にもゴールを決められ2点差になった。しかし、20分にMF岡島温希がドリブルで抜け出し、そのままゴールネットを揺らした。26分には関大に追加点を決められたが、39分に木村がペナルティーキックをしっかりと決め、そのまま勝利した。
試合後、山本は「関大と実力は拮抗(きっこう)していたが、いかにびびらずに相手に向かって行けたかが試合を決めた。勝つことができ自信につながった」と話した。
また、2ゴール3アシストの木村について「今日は彼がいたから勝つことができた。関西一の能力を持つ彼を生かすことができたので良かった」と語った。
これからの関関戦について木村は「協力という言葉だけでなく、互いに全国で結果を出し、関関戦という価値を高めて、盛り上げていきたい」と力を込めた。(松本亘平、金鼎)