社会人王者に歯が立たず アメフト部ライスボウル

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 アメリカンフットボール日本選手権「ライスボウル」は3日、東京ドームであり、学生代表の関学大は14-38で社会人代表の富士通に敗れた。今季で勇退する鳥内秀晃監督にとって最後に指揮する試合となったが、有終の美を飾れなかった。富士通は4年連続5度目の優勝だった。

 試合を通して関学大には苦しい展開が続いた。富士通は第1クオーター(Q)、2つのTDで14点先制すると、第2QでもTDを決められ0-21に。RB三宅が64ヤードのTDランを決め7点返すも、さらにTDを許し7-28で前半を折り返した。

 7-31で迎えた第4QもTDを許すが、関学大は試合終了1分を切ってから粘りを見せた。QB奥野がWR鈴木へのTDパスを決め7点返すが反撃及ばず、24点差での敗戦となった。

 関学大を28年間率いた鳥内秀晃監督にとって最後の指揮となったが、勝利で花道を飾ることはできなかった。ミスや反則の目立つ関学大のプレーを「防げるミスだった。徹底してできていなかったのが失敗だった」とし「(指揮をとる最後の試合となったが)やり切った感はない」と振り返った。

 甲子園ボウルに続いて「主役は学生」と強調した鳥内監督は、自身の退任については多くを語らなかった。同部は8日、西宮上ケ原キャンパスで監督退任記者会見を行う予定。

第2Q、64ヤード独走してタッチダウンを決めたRB三宅昴輝=3日午後4時11分、東京ドーム
試合後、インタビューに答える鳥内秀晃監督(左)=3日午後6時17分、東京ドーム

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