関西学院大学で19日と20日、春のオープンキャンパスがあった。19日はウェブ型、20日は西宮上ケ原キャンパスと西宮聖和キャンパスにて来場型で開催された。コロナ禍以前は来場型で1日だけの開催だったが、2021年からはウェブ形式でも開催するようになり、今年で2回目。当日は学部紹介や入試説明会を実施。19日にはオンライン模擬講義、20日には在学生によるトーク企画やキャンパスツアーなど、それぞれの開催形式ならではの独自企画も用意された。
キャンパスツアーでは、在学生が日本庭園や図書館、時計台など学内の様々な場所を、豆知識を交えながら紹介した。参加した男子高校生(17)は、「場所ごとにいろんな個性や特性があり面白かった。案内する人がユーモアを交えて話していて、分かりやすかった」と話した。
今回のオープンキャンパスでも、ボランティア系サークル「KG CLUB」が運営に携わった。入試や学部、学生生活に関するトーク企画の運営や受付でのパンフレット配布、参加者の建物外への誘導や案内をした。
同サークルの仁木優花さん(人間福祉学部2年)は「高校生から質問を受けたり、『ためになった』、『面白かった』という声を聞けたりしたことが、オープンキャンパスを準備してきてよかったことだ」と笑顔で話した。また「オープンキャンパスは受験生のモチベーションにもつながると思うので、今後もぜひ来てほしい」と語った。
20日の来場型では、新型コロナ対策として学生企画や入試説明会などのプログラムを完全予約制にし、参加者は入場時に「参加証」の提示が義務付けられた。
入学センターの担当者によると、19日のウェブ型には約1700人、20日の来場型には約3700人の申し込みがあり、前年の春と比べて参加者は増加したという。
次回のオープンキャンパスは、神戸三田キャンパスも含めた全3キャンパスで、8月に実施する予定。(横山なつの)