関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで11月29日、時計台前のクリスマスツリーの点灯式があった。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一般の観客を入れずに実施したため、一般の観客を入れての開催は2年ぶりとなった。
第5時限終了後、中央芝生にキャンドルを持った学生らが続々と集まった。芝生の外から見物する人も多く居た。関学大の嶺重淑・宗教総主事の聖書朗読の後、クリスマスツリーが点灯し、観客から歓声が上がった。その後、応援団総部吹奏楽部の演奏の下、観客一同で、賛美歌「もろびとこぞりて」を歌い、会場は一体感に包まれた。
点灯式は、11月28日にキリストの降誕を待つ期間の「待降節」に入ったことにちなんだもの。文学部2年の女子学生は「みんなで賛美歌を歌うことで、キリスト教の大学であることの実感が湧いた」と語った。
2年ぶりに点灯式に参加したという、経済学部3年の菅村悠里さん(20)は「授業は無かったが、わざわざ大学に来るほど楽しみにしていた。仲の良い友人と楽しい時間が過ごせた」と喜んだ。
関西学院初等部に通う西嶋秀さん(9)は「いきなり光って驚いた。とても奇麗だった」と話した。
クリスマスツリーは12月25日までの毎日、午後4時半から午後10時半まで点灯する。(大藪巨翔)