コロナで「エール交換すらできていない」 関西学院大学応援団総部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

 「エール交換をしてみたい」。関西学院大学応援団総部の立石瞳真団長(人間福祉学部4年)は、2月の団長就任以降、試合で応援ができていない。新型コロナウイルスの影響で、体育会では試合の中止や無観客試合が相次ぎ、多い時には週6回もあった応援の機会が、今年は一度も無い。

 就任当初は「様々な応援、イベントを計画していた。やってやるぞ、という気持ちだった」という立石団長だが、新型コロナウイルスの感染拡大で春には従来通りの活動はできないと悟った。応援動画の発信など、オンラインでも活動しているが、実際の応援への強い思いがある。

 コロナ禍で応援活動ができなくなり、応援団の魅力とは何なのか、改めて考えるようになったという。「他人のために全力を尽くせる部員たちと、応援を共に作ることが楽しい」のだと再認識した。

 9月以降は、ソーシャルディスタンスの取れるグラウンドが利用できる際に応援練習をしている。今後、観客を入れる予定の競技があり、その試合での応援に向けて練習に励むという。「一緒の空間を共有することが大切」だという応援に向けて、残りわずかな部活動に全力で打ち込む。  (林 昂汰)

関連記事

ピックアップ記事

  1. 2023-9-15

    「早く安くおいしい」鉄鍋Kitchenの魅力の秘密

     鉄鍋Kitchenが2023年4月3日、西宮上ケ原キャンパスのH号館1階にオープンした。鉄鍋を使…
  2. 2023-9-15

    (教授の背中)法学部善教将大教授 データで政治を解き明かす

     関西学院大学法学部政治学科の善教将大(ぜんきょう・まさひろ)教授は、政治行動論を専門とする政治学…
  3. 2023-8-24

    王子公園大学誘致へ応募 関学大の更なる発展に向けて

     関西学院大学では「Kwansei Grand Challenge2039」という将来…
ページ上部へ戻る