関西学生サッカーリーグは10月31日、後期第8節が堺市のJ―GREEN堺であり、関西学院大学は桃山学院大学に1―3で破れた。 後期リーグ戦で初黒星となり、関学大の開幕からの無敗は5で止まった。
試合開始直後から、桃山大の前線からの守備で思うように攻撃できないでいると、前半8分、左サイドを突破した桃山大DF岩崎英次の折り返しをMF水津颯太に決められ先制を許す。続く前半13分、またも左サイドから同じ形でFW三枝竜也に決められ、立て続けに失点。0―2となった。
2失点後は攻勢を強め、前半26分、DF小林洵のロングパスを左サイドで受けたMF渡邉裕斗が、FW山見大登に繋ぎ、山見は左足でシュート。ボールはゴール右に吸い込まれ、1点を返した。
このまま反撃へ勢いを増したかに思われた関学大だったが、僅か4分後の前半30分、桃山大の中盤からペナルティエリアへボールが渡り、水津に右足で強烈なボレーシュートを決められ、再び失点。山見は「1点取った後にすぐに失点したのがきつかった」と肩を落とした。前半は1―3で折り返した。
後半は、山見や途中出場のFW木村勇大にボールを集め、攻め続ける関学大。何度もゴール前まで迫るも、桃山大の集中した守備を破ることはできず、このまま試合終了。関学大はリーグ戦初黒星を喫した。
「立ち上がりをもっと引き締めないといけない」と山見。「関西で優勝して日本一」という目標へ、リーグ戦は残り5試合。次節は関西大学と対戦する。 (林 昂汰)