関西学生サッカーリーグは21日、第5節が万博記念競技場(大阪府吹田市)であり、関西学院大学は大阪学院大学に2-0で勝利した。「ゴール前の力の差が勝利につながった」と試合後にキャプテンのDF山本祐也が話したように、前半から関学大がチャンスをものにし、リーグ戦3連勝となった。
前半11分、自陣でボールを取られるとゴール前まで攻められたが、DF廣瀬龍弥が相手のシュートを止めた。先制点は前半43分。MF濃野公人のパスから、FW山田剛綺がシュートを決め、前半を1-0で折り返した。
後半に入っても、関学大は流れをものにした。後半18分、相手にゴール前まで迫られ、強烈なシュートを放たれたが、GK藤澤周弥が体を張って食い止めた。すると後半19分、関学大は相手のゴール前に一気に迫り、FW木村勇大が相手キーパーの横に抜けるシュートで追加点。その後攻め込まれる場面もあったが、失点を防ぎ、そのまま勝利した。
追加点を決めた木村は「無失点の試合はここ数試合無かったので、それができて良かった。勝つことができてうれしい」と喜びをにじませた。その上で「まだ点を取れるチャンスはあった。チームを助けるために複数点にこだわりたい」と意気込んだ。関関戦となる次節の関西大学戦について山本は「関大は強い。実力も拮抗(きっこう)しているので、当日の実力が本当に勝負になる。チームにとっても関関戦は特別なものなので絶対に勝ちたい」と語った。(松本亘平)