有志の学生らは、三田市に住む若者に10月4日投開票の兵庫県三田市議選の投票を促す取り組み「VOTE FOR SANDA(ボート・フォー・サンダ)」をしている。関西学院大からは4人が参加した。「10代の投票率を80%にする」を目標に、パンフレットやインターネットで、若者が政治に関心を持てるよう情報を発信している。
パンフレットでは選挙の概要や三田市議の仕事、投票の方法などの情報を掲載している。若者の人口の少なさや、前回の投票率の低さなどを視覚的に示し、若者向けの政策が通りにくい現状を伝えている。パンフレットは市内の高校で配布し、飲食店などにも置いてもらった。
若者に投票を促すために、インスタグラムでも選挙情報を発信している。候補者情報の掲載に力を入れた。神戸新聞社と協力し、候補者から最も力を入れる政策内容と若者へのコメントを集めた。中立的な観点と分かりやすさを意識し、若者が投票したい候補者を選ぶ参考になることを目指した。
中心的に活動する、神戸市外国語大学3年で三田市在住の米田由実さんは「思っている以上に選挙は簡単で、政治は身近だ。自分の感じたことを投票するという行動に移してほしい」と呼びかけた。関西学院大学から参加した本学総合政策学部4年の中嶋舞花さんは「選挙を自分の生きたい未来を作るための一つの手段にしてほしい」と思いを語った。
同プロジェクトのインスタグラム:@votefor_sanda。(川本暖乃)