旧学生会館にあるパンの自動販売機=2024年6月7日、西宮上ケ原キャンパス旧学生会館、前川勇撮影
関西学院大学は4月、西宮上ケ原キャンパスの旧学生会館出口にパンの自動販売機を設置し、販売を開始した。
近年、西宮上ケ原キャンパスでは昼休みに昼食を買い求める学生や職員で生協食堂、購買店が混雑する事態が発生している。
また生協の営業時間が限られているため、クラブ活動や夜遅くまで図書館を利用する学生などがキャンパス内で食品を購入できないケースが見られる。
関学大はパンの自動販売機を設置することによって、混雑の解消と食品販売時間の延長を図り、学生の利便性を向上させることを目指す。
パンの自動販売機では購買店とは異なる種類のパンを販売している。カウンターを介さず迅速に購入できる点では利便性を重視しつつ、メニューが豊富な点では独自性を狙った。
西宮上ケ原キャンパスに先行してパンの自動販売機を設置した西宮聖和キャンパスでは、多くの学生や教職員に利用されており、売れ行きも好調だ。
関学大総務部総務課の村上芳秀さん(31)は「関学大はこれからもパンの自動販売機設置などを通じて学生のキャンパス生活における選択肢を広げていきたい」と語った。
パンの自動販売機はキャンパスを利用する学生が多い授業期間中に営業する予定だ。 (前川勇)