10月から11月にかけて熊被害が東北を中心として全国各地で発生した。人が熊に直接襲われている被害も多発している。環境省によると、すでに今年の4月から10月末までの熊被害者数は196人にのぼり、過去最多になった。死者数も最多であり、11月6日時点で13人だ。これは以前まで過去最多だった23年度の6人を大きく上回った。
熊が人里に下りていき、人が育てたカキやリンゴなどを食べ、農作物被害や人身被害をもたらしている。熊との共生は非常に危ぶまれているのが現状だ。
学生も他人ごとではない。主要キャンパスである西宮上ケ原キャンパスと神戸三田キャンパスは近くに甲山や森林がある。野生動物が食べ物を求めて山から大学キャンパスに降りてくる可能性も否定できない。実際に秋田県の国際教養大学ではキャンパス内に熊が出没したため、爆竹などの対策に追われていた。
ハンターのなり手不足も深刻だ。いざというとき、ハンターだけに頼らず、大学側としては地域住民と連携して野生動物対策のための電気柵の設置なども検討すべきではないのか。学生と大学の自助努力も問われる。学生にはキャンパスの近くにある山や森に無防備で入らぬよう注意を促したい。
獣害が関学大で発生しないことを強く願う。
