「この経験を将来に生かしていきたい」 関学生が万博インターンシップで得た実感

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 多くの関学生が携わった大阪・関西万博。万博のスタッフとして来場者を迎えた2人に話を聞いた。

 アメリカパビリオンのインターンシップに参加した新山岳さん(総合政策研究科修士課程1年)は4月13日の開幕から10月13日の閉幕まで、パビリオンの最前線で活動した。

 パビリオンでは、館内ステージでの説明、列の整理など様々な業務に携わった。チームはアメリカ人スタッフ中心で、日々のやり取りは英語だった。国際色豊かな環境の中で、異なる文化や価値観を持つ人々と協力する力を身につけた。

 特に印象に残っているのは、子どもたちとふれ合う時間だという。「シールを渡したり、笑顔で話しかけたりすると、自然と心が通じ合う瞬間がある。言葉を超えたコミュニケーションの力を感じました」と振り返る。

 半年間の活動を終え、「最初は緊張の連続だったけれど、今は大きな達成感と少しの寂しさがあります」と新山さん。万博での経験を通して、国際社会の一員としての自覚を強くした。
 最後に新山さんは「この経験を将来に生かし、世界をつなぐ仕事に挑戦したい」と、力強く語った。

 国際機関館ASEAN(アセアン)ブースのインターンシップに参加した酒入茉優さん(文学部3年)は、会期後半の約2週間ブースで来場者を迎えた。

ブースでは英語でのコミュニケーションが中心。来場者の出身国によってアクセントや話し方が異なり、最初は戸惑うこともあったという。「相手の英語を理解することに必死でした。でも、伝えようとする気持ちは国を超えて通じることを実感しました」と振り返る。

また、自身のマレーシアでの留学経験も役に立った。「相手の言葉が少し聞き取りづらいときでも、あのときの経験を思い出して落ち着いて対応できました」と話す。

 活動では、スタンプラリーや展示案内などを任された。特に印象に残っているのは、マレーシア留学の受け入れ先の機関の人とブースで出会ったことだという。「まさか日本でまた会えるとは思っていなかったので、世界ってつながっているんだなと感じました」と笑顔で話した。

 短期間ながら、多文化の中で過ごした日々は、酒入さんにとって貴重な経験となった。「これからも英語を通じて、もっと多くの人とつながっていきたいです」と目を輝かせた。

 2人のインターンシップ参加のきっかけは国連・外交統括センターのインターンシップ情報の共有からだった。センターでは、国内外の国際協力関連団体から寄せられたインターン情報を学生に共有し、希望者には英文履歴書(CV)の作成支援や面接対策支援なども実施している。

 今回の大阪・関西万博では、アメリカ領事館や日本アセアンセンター、国連ボランティア計画(UNV)など、センターと関わりのある団体が短期インターンシップを募集。関学生も数名が応募し、現場での活動に参加したという。担当者は「万博のために特別に企画したものではなく、あくまで既存のネットワークを通じた学生支援の一環」と説明する。

 センターではこのほかにも、国連職員や卒業生を招いた講演会やシンポジウムを定期的に開催。今年は万博のために来日した国連職員が多く、例年よりも高頻度で実施したという。

「学生が実際に社会で働く中で、自分の長所や課題を知り、国際課題への関心を深めてほしい」と担当者。センターは今後も、学生が世界とつながる機会を後押ししていく。

 (田爪翔)

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法学部2年 石川県出身者として石川県/北陸と関西学院を繋ぐ記事を書いていきたいです。 主な北陸関連の執筆記事 ・記者レポート 能登半島地震現地ボランティア  私が実際に第4回能登半島地震現地ボランティアに参加し、見て感じた光景をそのまま執筆しました。 ・西宮から能登へ復興のバトンを繋ぐ 出張輪島朝市 関学にて開催  石川県民にとってはなじみ深い輪島朝市。11月下旬に関西学院で出張輪島朝市が開催されました。出店者・参加者・関学関係者・学生ボランティアなど様々な声をインタビューしました。

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