快挙つながった3年ぶりの大声援 関学大庭球部男子

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 「大声が力になり、大変なことなど忘れるくらい楽しむことができた」。王座の会場に大きく響く声援が選手とサポーターを包み込んだ。

 関西学院大学庭球部男子は全日本大学対抗テニス王座決定試合で8年ぶりに3位決定戦へ進出した。「打倒関東」を目標に掲げたチームは初戦を1セットも許さずに勝利し、準決勝の慶應義塾大学戦では敗れるも、あと一歩のところまで追い詰めた。

 関学大は関西学生対抗テニスリーグ戦で2位になり、王座の出場権を得た。リーグ戦では3年ぶりに声を出しての応援が解禁された。3年生の部員はこの快挙につながった要因として、声出し応援を挙げ「練習からチーム全体で意識するようにしてきた。常にチャレンジャーとして臨み、王座出場が懸かった関西大学との試合でも声援が後押しとなって勝ち切れた」と語った。

 内田雅人監督は声出しで意識したことについて「朝一番の試合でも対応できるように、練習時は初めから試合を意識して声出しをした」と話す。

 また、応援の力が全員を一つにすると語る。「応援は全員で盛り上げることを大切にしている。選手も含めて応援することでチーム力向上につながり、関西王者の近畿大学や格上との戦いでも互角に戦えるチームにできた」

 一方で「ファーストセットが終わると、(関学大の応援を見て)相手も本気を出して応援してくる。その時に流れを持っていかれてしまう」とし「良い時だけでなく、流れが悪い時に踏ん張れるような応援ができるチームを作っていきたい」と内田監督は意気込んだ。(松本亘平)

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