秋季一軍戦開催 関学将棋部惜しくもB級残留

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大阪公立大学(手前)VS 関西学院大学(奥)=11月23日、大阪経済大学大隅キャンパス、関学大将棋部提供

  関西学生将棋連盟は11月17日と23日の2日間、令和6年度秋季一軍戦を開催した。1日目は龍谷大学深草キャンパスで、2日目は大阪経済大学大隅キャンパスで行った。

 一軍戦は同連盟が例年春と秋に開催している伝統的な将棋の団体戦で、毎回関西の多くの大学が参加している。各大学は最大14人までメンバーを登録でき、そのうちの7人が対局を行う。つまり、4人以上勝った場合はその大学の勝利となる。今期の一軍戦には関西学院大学将棋部からも部員14人が出場した。

 一軍戦は立命館大学や京都大学などが属するA級と関西大学や大阪公立大学などが属するB級の二つのリーグに分かれており、関学大はB級に属している。さらに、A級の最下位はB級に降級しB級の1位はA級に昇級する。また、A級の7位はB級の2位と入れ替え戦を行い、前者が勝った場合は両者ともそれぞれのリーグに残留し、後者が勝った場合は両者が入れ替わることになっている。

 関学大は今年6月に行われた春季一軍戦において神戸大学との入れ替え戦に挑んだが、0勝7敗と惨敗しB級2位に留まった。それゆえ今期こそA級に昇級することが、関学大将棋部の掲げる最大の目標であった。

 関学大は1日目に4戦を戦い、団体成績4勝0敗の関学大に昇級の兆しが見えてきた。2日目、5戦目は3勝4敗と惜しくもあと1勝というところで敗北を喫した。最終戦では2勝5敗で敗れ、昇級はおろか、入れ替え戦にすら進めなかった。

 結果としてB級は1位の関西大学がA級昇級を果たし、2位の大阪公立大学が、A級7位の同志社大学との入れ替え戦の末、敗れ残留となり、関学大はそれに続く3位となった。

 今大会、エースとして関学大将棋部を導いてきた元奨励会初段の松下洸平さん(文学部3年)は「あと一歩でA級というところまで行ったが、結果が及ばず悔しい。来期は必ず昇級したい」とコメントした。

 大会後、将棋部の部室では来年春の大会に向けて、部内戦に励む部員たちの熱い姿勢が見られた。

(村山諒)

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