関西学院大学は3月23日、西宮上ケ原キャンパスと西宮聖和キャンパスにて、OPEN CANPUS SPRING 2024を開催した。
「14学部の研究・学問の魅力を体感しよう」というサブタイトルのもと、当日は50にも及ぶ模擬講義を西宮上ケ原キャンパスのB号館で実施した。
商学部では、菅原智教授が「会計はAIによって不要になるのか?―これからのビジネスと会計の勉強法―」と題した講義を行った。菅原教授は講義内でピザ屋の経営改善を例にとりあげ、Chat GPTの活用について述べた。
Chat GPTは理屈上では正しい経営改善の提案をするかもしれない。しかし、様々な要因が絡むビジネスの現場において、提案をそのまま採用してもうまくいかない場合がある。菅原教授はこのような落とし穴を見抜く力を身に着けることがこれからの大学教育に求められると説明した。
講義を受講したオープンキャンパス参加者は、「Chat GPTの利用が当たり前となった現在、その提案を丸飲みすることは問題があるのだと知ることができた。ためになる講義だった」と満足げに語った。また、「当初会計には興味がなかったものの、講義を聞いて面白いと感じた。是非学んでみたい」と会計への興味を示した。 (林諒太郎)