ライスボウルで応援できず、ユニフォームは一度きり チアリーダー部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

 アメリカンフットボールの日本選手権、ライスボウルが3日、東京都内であった。関西学院大学応援団総部は応援に参加できなかった。当初は参加する予定だったが、ソーシャルディスタンスを取った応援場所の確保が難しかった。

 不参加が決まったのは、先月の甲子園ボウルの後だった。応援団総部チアリーダー部の指宿ひかり前部長(社会学部4年)は「最後まで応援できず悔しい気持ちでいっぱいだったが、感染者も増えていて仕方ないなという気持ちもあった」と話す。

 今年度は新型コロナウイルスによる苦境が続いた。チアリーダー部では、4年生と34人の新入部員全員は会えなかった。人数制限をして練習していたためだ。

 毎年開催していた12月の単独公演も中止になった。4年生の間では「自分たちがずっといるよりも、後輩に幹部を譲るべきなのではないか」という意見も出たが、最後までやり切ろうと約束し合い活動を続けた。

 昨年12月の甲子園ボウル、ユニフォームを着て応援する唯一の機会だった。チアリーダー部にとって最初で最後の舞台で体育会アメリカンフットボール部が勝利。日本一を共にした。指宿さんは「喜んで終われて本当に良かった。良い経験をさせてもらった」と話した。 (林 昂汰)

昨年の甲子園ボウルでマスクを着けて応援するチアリーダー部=2020年12月13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、柴原誠撮影

関連記事

ピックアップ記事

  1. 2024-3-18

    学生生活を充実させよう 東京丸の内キャンパスの活用法

     関西学院東京丸の内キャンパスは就職活動の支援や生涯学習の提供を行っている。    コロナ禍…
  2. 2024-3-18

    全員で1つのメロディーを作りあげる 関西学院ハンドベルクワイア

     関西学院ハンドベルクワイアは宗教音楽員会に所属する団体だ。 ハンドベルクワイアは各学部のチ…
  3. 2024-3-18

    阪神タイガース近本光司選手 学生時代を深掘り

     昨年阪神タイガースは日本シリーズ2023にて、オリックス・バファローズとの熱戦を制し38年ぶりの…
ページ上部へ戻る