阪急バス運賃改定 通学区間は10円引き上げ

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 阪急バス株式会社は2023年9月1日、大阪府下及び兵庫県下の一般路線バスの運賃改定を実施した。
 関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、西宮聖和キャンパスに通う学生が頻繁に利用する甲東園発、西宮北口発の阪急バス。この区間の運賃は改定前の220円から10円値上げし、230円に変更となった。また1カ月間の通学定期運賃は改定前の8180円から8560円に変更となった。阪急バスは1997年1月の運賃改定以降、消費税率引き上げに伴う運賃改定を除き、約26年間運賃を変更することなく事業を継続してきた。
 今回、運賃改定に至った理由として就労人口の減少等で利用者が減少していたこと、新型コロナウイルス感染拡大により運輸収入が著しく減少したことがある。更に運転士不足に対応するための待遇改善に要するコストや燃料費の高騰、安全・環境投資等へのコストが増加していることが原因となった。
 阪急バス広報担当者は「お客様にご負担をお掛けすることにもなるため、それに見合ったサービスを提供できるよう今まで以上に身を引き締めて安全運行に努めたい」とコメントした。
 阪急バスは2024年秋頃には、更に10円の改定を予定している。一度に運賃を引き上げるとバス利用者の負担になることを考慮し、段階的に運賃引き上げを行うことになった。
 阪急バスはバスの運行に加え、沿線内外の方に喜んでもらう、そして乗車してもらうために企画を考え、取り組みを推進している。現在実施している「ちいかわ×阪急電車」のコラボ企画に合わせて、ちいかわラッピングバスを運行しているのはその一例だ。外観は阪急電車をイメージしたマルーンカラーにちいかわを装飾しており、車内にも至るところにキャラクターのステッカーを貼り付けている。西宮エリアでは24年3月24日まで運行する予定だ。阪急バスは今後も「ひととまちに優しい阪急バス」を目
指し、安全や環境などの様々な取り組みを実施していく。

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