2023年7月下旬から9月上旬にわたり、関西学院大学総務部総務課は、西宮上ケ原キャンパスにて古いごみ箱を撤去し、新しいごみ箱を設置した。古くなったごみ箱は経年劣化や、カラス被害などがあり、およそ20年ぶりにごみ箱の一新に至った。
ごみ箱はカラス被害がひどいところから優先的に設置され、問題となっていたエリアのごみ箱は関学大のオープンキャンパス前に取り換えられた。関学大ならではの美しい景観を実現するには、ごみ箱も重要な要素の一つだ。同課の村上芳秀さん(30)は「キャンパス内のごみ箱を奇麗に見せたかった。来場者に良い印象を持ってほしかった」と話す。
西宮上ケ原キャンパス内のごみ箱の数は今回の交換に伴い115個から58個に減少した。過剰にあったごみ箱を減らすために総務部が清掃業者にヒアリングし、キャンパスのエリアごとで必要なごみ箱の数や配置を決めた。
ごみ箱のデザインは関学大の景観を損なわないように意識したものになっている。
村上さんは「ロゴを大きくすることで視覚的にわかりやすいデザインにもできた」と述べたうえで、「関学大に合うスタイリッシュなごみ箱を作りたかった」と述べた。 ごみ箱自体は改善した一方、捨てられたペットボトルや缶の中にたばこの吸い殻や、おにぎりのラベルが入っていることが問題となっている。村上さんは学生に向けて「瓶や缶、ペットボトルの中に異物が入っているとリサイクルができない」と景観だけでなく環境問題も踏まえ注意喚起した。(木下皓太郎)