関西学院大学人間福祉学部の林直也ゼミは10月1日にアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」とコラボし、スポーツイベントを行った。開催地はアニメの舞台となった西宮市の中央多目的グラウンド。
林ゼミと企画に携わった兵田印刷工芸株式会社には「西宮市を中心に地域活性化を目的に活動する」という共通点があった。手段として、同社はアニメコンテンツ、林ゼミはスポーツを掲げている。両者の考えを融合させ開催に至った。
イベント当日、45人が参加し、「涼宮ハルヒの憂鬱」をテーマにした五つのプログラムに取り組んだ。中には主人公が「私はここにいる」という文字を地上絵で描く作中シーンの再現があった。また、エンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」のダンスレッスンで参加者は汗を流した。
イベントの終盤では「ハレ晴レユカイ」を参加者全員で踊り、一体感を高めた。
各プログラムを成功することで得たポイントの合計上位3名へプレゼントを授与。イベントは幕を閉じた。
総合1位だった荻野紳太郎さん(28)は「このイベントのために東京から来た。地上絵を描いたことにより、キョン(登場人物)の気持ちに共感することができてすごく楽しかった」と話した。
ゼミ生の伊藤由奈さん(人間福祉学部4年)は「どの年齢の方でも楽しめるようプログラムを工夫することに力を入れた。実際に参加者の方々が楽しむ姿を見ることができ、とてもうれしかった」とイベントの成功を喜んだ。(金鼎)