
部内の様子=11月26日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、山本麻衣子撮影
速記とは、読まれた文章をそれぞれ五十音に対応した速記文字という符号で書き止める技術のことだ。速記部は、そんな速記を習得するために日々修練を積んでいる。
速記研究部の総部員数は20名。定期的な集まりは存在せず、平日の空きコマを利用し、各々が先輩に教えてもらう形を取っている。遠山琢哉さん(国際学部4年)は「現在は今までよりも仲が良く、同級生同士でも先輩と後輩同士でも繋がりが強い」と語った。このように自由で和気藹々とした雰囲気が特徴だ。
主なイベントは、10月と12月に全国の速記部が競い合う全国大会だ。全国大会では早さと正確さで勝敗を競う。速記部は、今年10月の大会で団体戦2位。個人では2つの階級で1位を獲得する活躍を見せた。
小山夏凜さん(文学部1年)は、部活について「速記は書けば書くほど伸びる。そのため、一生書いていられる」と話した。小山さんは、接客業のアルバイト中でも、速記を書いているほど速記に夢中になっている。
速記部は、今日も「(楽しい)の最大線を描こう!」というモットーを胸に、活動を続けている。最大線とは、速記文字をさらに縮めたもので、例えば「アメリカ」など一つの単語に対応した文字のことだ。
部員はみな、大学に入ってから速記を学んでいる。楽しく学びながら、堅実に実績を積み続ける速記部。ぜひ入部してみてはいかがだろうか。
(山本麻衣子)