関西学生野球春季リーグ第4節が23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、1回戦第2試合は、関西学院大学と関西大学が戦う「関関戦」となった。2日間ある試合の初日は、関学大が終盤に逆転して2-1で関大を制した。
午後1時に始まった試合は、西隼人(4年)が先発で登板。二回まで互いに三者凡退が続いた。三回裏では関大のエラーで松尾悠一郎(3年)が三塁まで進むも無得点に終わった。
試合が動いたのは四回表。関大の上神雄三(4年)が2死三塁の状況でショートへ安打し、先制の1点を挙げた。
1点を追う関学大は七回まで残塁が重なり、点差が縮まらなかった。しかし八回裏、1死満塁のチャンスに小川将信(2年)がセカンドライト間へ同点打を放った。続く中隈廉王(4年)も、1死満塁の状況でサードへのスクイズを成功させて出塁し、勝ち越しの1点を挙げた。
八回から登板した鈴木翔也(4年)は、九回表に1人を塁に出すも最後は空振り三振で勝ち越した。
この日は、2年ぶりに硬式野球の関関戦に関学大の応援団が駆けつけ、場内を盛り上げた。20年以上関学大のサポーターを続けているという男性は「久しぶりににぎやかな試合に来ることができた。明日も楽しみにしている」と期待を込めた。(西村遼)