関西学院大学の春学期入学式が1、2日、西宮上ケ原キャンパスであり、新入生6256人が出席した。1日は神戸三田キャンパスと西宮聖和キャンパスの6学部、2日は西宮上ケ原キャンパスの8学部の式があった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年度と同様、式典に保護者は参加できず、会場への入場は新入生に限定された。式典に参加できなかった人のために、ユーチューブでライブ配信も行われた。
村田治学長は「新たな価値を創造する力、ジレンマを克服する力、責任ある行動をとる力が求められる」と新入生を激励した。
新院長の中道基夫氏は、聖書の一節を引用しつつ「自分自身を知ることは、相手を知り受け入れることにつながる。独自の答えを見つけるための知識、能力、資質を身に付けてほしい。世界とつながり、新しい知を作る世界市民になることを期待している」と贈った。
式典に出席した法学部の女子学生は「厳かな雰囲気が初めてで関学独特だと思った。初めてスーツを着て、大学生になった実感がする」と笑顔を見せた。国際学部の女子学生3人は「桜がお出迎えしてくれたような気分。春の訪れを感じる」と話した。
コロナ禍での入学式は今年で2回目。昨年は、2020年度に入学した学生のための入学式も行われた。(横山なつの)