2年ぶり春学期入学式 新入生のみ参加
- 2021/4/1
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関西学院大学の春学期入学式が1、2日、西宮上ケ原キャンパスであった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場者を新入生のみに制限した。昨年は、新型コロナ感染拡大の影響で春学期入学式を中止したため、2年ぶりの開催となった。今年の学部入学生は5894人だった。
式では、新入生は校歌を歌わず静かに演奏を聴き、賛美歌も声量を抑えて1番のみ歌った。式後の正門前や中央芝生では、快晴の空の下で記念撮影をしようと、学生が長い列を作った。
村田治学長は「在学中は複数のことに同時にチャレンジして自己を鍛え、世界人類の幸福に貢献する高い志を持った世界市民に育ってほしい」と話した。舟木譲院長は「弱い立場の人の視点で物事を捉え、自分の内にある能力を見いだし養う豊かな取り組みをしてほしい」と話した。
神学部に入学した女子学生は「大学生活がますます楽しみになってきた。いろんな人と出会い、関わりを深めたい」と笑顔で語った。
娘が文学部に入学した吉田優香さん(52)は「娘は『4年間でいろんな経験がしたい』と言っている。親としてもうれしく、わくわくしている」と話した。
今年は入場者を新入生のみに制限したため、入場できなかった学生の家族らが式を見られるように、ユーチューブで式の様子を生配信した。(吉永美咲)