能登半島ボランティア活動 被災地に思いを馳せる

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ボランティアに参加した学生が現地の状況を説明していまる様子=2024年6月12日、西宮上ケ原キャンパスH号館304教室、酒井隼平撮影

 関西学院大学ボランティア活動支援センターヒューマン・サービス支援室は6月12日、西宮上ケ原キャンパスのH号館304教室で能登半島地震現地ボランティア参加学生による報告会を開催した。

能登半島地震現地ボランティアは学生たちの「被災地のために何か出来ないか」という声を受けて実現した活動だ。抽選の結果、当選した12名の関学生が5月25日と26日の2日間現地で活動した。 

1日目は被災者が暮らす仮設住宅を訪問し、2日目は被災者との交流会イベントを開いた。

報告会ではボランティアに同行した支援室スタッフの岡秀和さん(30)が活動の全体的な内容を紹介し、ボランティアに参加した4名の学生が活動内容と感じたことを報告した。

参加した1人の学生は「現地で崩壊した建物や崩れた道路に落ちかけている車を見て衝撃を受けた。道路の崩壊によりバスが大きく揺れた」と自身の体験を話した。

参加学生は被災者と交流し、その悩みや現状を知った。被災者のなかには交流会疲れしている人もおり、一方通行なボランティア活動は避けなければいけないという気付きを得たという学生の声もあった。学生はボランティア活動を通して「支援」の意味を学んだ。 参加学生は関学生に向けて、「ボランティア活動をするきっかけを持ち、やる気があるなら積極的に参加してほしい」と呼びかけた。また岡さんは「今後長期的なボランティア活動をする際は被災者との関係性を深め、災害ごみの撤去などで支援していきたい」と語った。    (酒井隼平)

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