放置自転車・原付を撤去 「本当に必要とする学生に駐輪場を利用してほしい」

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 関西学院大学は1月26日、西宮上ケ原キャンパス内の放置自転車・原動機付自転車を撤去した。撤去した放置車両は自転車24台と原付1台だ。

駐輪場を管理する学生課が総務課を通じて業者に委託し、今回の撤去に至った。

本来駐輪場は大学に通学する学生がキャンパスにいる間、自転車や原付を停めることが可能な場所である。しかし長期間放置される車両は後を絶たない。放置車両は限りある駐輪場のスペースを奪ってしまうだけでなく、盗難の対象になる。

 学生課は昨年12月4日、ポータルサイト(kwic)を通じて放置車両の撤去について事前に予告した。

担当業者は昨年12月中旬以降放置してある自転車に札をつけて選別し、1月10日から「破棄予告シール」の貼付を開始した。それでもなお放置してある自転車を商学部棟の前の駐輪場に集約し、盗難自転車かどうか警察の確認が済んだ後、撤去した。

 電動アシスト自転車の増加や原付の新たな基準設定による種類の増加により、今後車両1台当たりが必要とする駐輪スペースは増加する可能性がある。

学生課職員の益田博さん(59)は「車両を放置すると、本当に必要な学生が駐輪場を使用できなくなる。自転車や原付を置きっ放しにしないでほしい」と学生に注意を促した。     (石黒和加奈)

商学部棟前に集約した放置自転車=2024年1月25日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス商学部棟前駐輪場、石黒和加奈撮影

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