お菓子で世の中を幸せに―関学OB・シュゼットHD蟻田剛毅氏に聞く

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 日本を代表する洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」を始め、ティラミスが代表商品の「シーキューブ」、ミルクレープ専門店「カサネオ」、クリームパンが代表商品の「バックハウスイリエ」などの多彩なブランドを展開しているのが株式会社シュゼット・ホールディングスだ。関西学院大学法学部のOBで、株式会社シュゼット・ホールディングス代表取締役社長の蟻田剛毅氏にインタビューを行った。

―大学時代について

 単位はすべて取得していましたし、サークルもずっと続けていました。印象的な出来事は、阪神・淡路大震災の際に義援金の仕分け作業に参加したことです。地震で人生が大きく変わり、地域での暮らしの重要性について深く考えるようになりました。

―関学で学んだことで、社会で役立ったこと

 関学の自由な校風と、趣味に没頭する姿勢を個性として認めてくれる環境の中で、所属していた野球サークルの活動に打ち込んでいました。みんなの成績を統計的に分析したり、試合レポートを書いたり、経理や会計も一手に引き受けました。それらの経験は、社会に出たときに役に立ったと思います。

―お菓子を通じて受け取ってもらいたいメッセージ

 お客様に、「お菓子が役に立つな」と思ってもらいたい。私たちは、お菓子を媒介として世の中の課題解決を目指す会社です。お客様に何を受け取ってもらいたいかを考えるよりも、お客様にハッピーになっていただくために何が出来るかを考えるべきだと思っていますね。

―ギネス記録を取った看板商品フィナンシェの人気の秘訣

 常にブラッシュアップしていくことです。そのためにも、社員がフィナンシェを「世界一の商材だ」と思い続けることが大事ですね。

―思い入れのある商品

 会社の景気回復を支えてくれた、アンリ・シャルパンティエのフィナンシェには特別な思い入れがあります。シーキューブの焼きティラミスもブランドの危機を救ってくれたヒット商品です。今の自分があるのはこの二つの商品のおかげですね。

―採用に関して、もとめている仲間

 社内では「積極チャレンジ人財」と呼んでいるのですが、会社の理念を理解し、最適な目標を設定し、チームを巻き込み、達成することが出来る人です。加えて、常に何か面白いことがないか、アイデアを探し続けられる人材を求めています。

―シュゼットで働くことでつく力

 日常をマーケティングの視点から捉えて、商機を見出すことができるようになります。 シュゼットに入って何年か経った時に、「お菓子は生活のあらゆるシーンに入り込んでいる」と感じたんです。例えば、保険会社の勧誘でノベルティがお菓子だと何度も手にとってもらえますし、会話のきっかけにもなりますよね。この会社には、そういったマーケティング力を育てる環境があります。

―最近の新しい取り組み

 バンコクに新しく店を構えました。シュゼットの生ケーキはすべてパティシエの手作業で作られていますので、日本からバンコクにパティシエを派遣して技術指導を行い、バンコクでの現地生産と、提供するお菓子の幅の拡大を実現しています。日本の伝統的なパティシエの徒弟制度と我々の技術、この二つの強みを生かし、新しい挑戦で日本としてのプレゼンスを示したいです。今年の冬には台湾、香港にも進出する予定で、挑戦することをやめたくないですね。

―関学生へのメッセージ

 関学の自由な校風は、物事を突き詰める姿勢に寛容である一方、無目的だと流されてしまいます。自由をはき違えず、好きなことに一生懸命になって下さい。

(渡邊暖菜)

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