関西学院大学は26日に、2月1日から始まる一般選抜入学試験において、期間中に重なる衆議院議員選挙(1月27日公示、2月8日投開票)の選挙カーによるアナウンス等を「生活騒音」として扱い、試験時間の延長などの特別な対応は行わない方針を発表した。
入学試験は2月1日から7日にかけて西宮上ケ原キャンパスをはじめ全国各地で実施される。試験の期間は選挙運動期間と重なるため、会場周辺では選挙カーによる連呼や街頭演説の音があれば試験室内に響くことが想定される。
関学大は、入試要項に定める「日常生活において通常起こりうる騒音」の例として、風雨の音や航空機・自動車の騒音とともに「イベント等のアナウンス」を挙げており、今回の選挙活動による音声もこの基準に含めるとの判断を示した。これにより、騒音を理由とした試験の中断や耳栓の使用はいずれも認めない。
一方で、メイン会場となる西宮上ケ原キャンパス周辺の環境維持を目的に、兵庫県選挙管理委員会および地元選出となる兵庫7区の立候補者に対し、キャンパスに隣接する道路での選挙活動への配慮を求める協力を依頼したという。
試験はキャンパスを縦断する市道に隣接するB号館をはじめとした建物で実施されるため、試験環境保護のためには候補者の協力が求められる。
地方受験は関学大をはじめ多くの大学が駅前などの都心部で行うことが多い。今回の選挙では候補者のモラルが問われることになる。
(田爪翔)
