馬術部が練習再開 人も馬もいきいき

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 関西学院大学体育会馬術部は8月から、大会に向けたトレーニングを再開した。4月以降、新型コロナウイルスの影響で馬の世話のみしていた。大学の許可が下りたことから、感染防止に努めながら、9月5日、6日の全国大会予選会に向けて調整を進めている。

 実践的な練習を再開した部員たちのモチベーションは高い。人馬一体となって様々なステップを踏む「馬場馬術」、障害物を飛びミスの少なさと走行時間で競う「障害馬術」、障害物が設置されたコースを駆ける「クロスカントリー」の練習に励んでいる。

 主将で理工学部4年の小林和貴さんは「トレーニングが再開できたことで、部に活気が戻ってきた。人も馬もいきいきしている」とし、大会に向けては「馬との信頼関係がより強固になり、大会でもいい結果につながると思う」と意気込んだ。

 全ての活動が再開できたわけではない。部員はアルバイトをして、馬の飼育費や競技費用に充てていた。4月、コロナ禍でアルバイトがなくなった。現在も部員の安全を考え、アルバイトをしていない。11月をめどに再開したいとしている。

同部は5月末に飼育費が不足し、寄付を募った。卒業生や愛好家から約300万円の寄付があった。小林主将は、「多くの寄付があり、当面の飼育費は心配しなくていい状況。おかげで部員の安全を優先できている」と感謝している。(難波千聖)

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