調理の様子=2024年11月2日、西宮上ケ原キャンパス、山本一貴撮影
西宮上ケ原キャンパスで開催した新月祭では前年を上回る70の模擬店が出店し50の一般企画が行われ、たくさんの人でにぎわった。
模擬店の一つである「韓国屋台キキ」は、韓国料理のソトクソトクとホットクを販売した。今年からは公認団体として活動を始めた日韓交流を主とする韓国サークルキキは2021年から毎年、活動の一環として模擬店を出店しており、今年も売上げの目標達成を目指した。
目玉商品は前年も非常に人気があったソトクソトクで、ウインナーと「トック」という餅を交互に串に刺して揚げ、仕上げに甘辛いソースをかけた伝統的な屋台料理だ。串の使用を禁止する新月祭では紙コップに料理を入れて提供した。美味しくする工夫として甘辛さとコクが特徴のブルダックソースなどの3種のソースを使用し韓国の風味を再現するべく幾つもの趣向を凝らしていた。
中心的役割を担った団体の会長であるキムジュンギさん(国際学部2年)は、ライバルになる周囲の模擬店に対しいかにして自分たちの店を選びたくなるアピールポイントを作るか、また天候など客入りに影響する出来事への対処をどうするかなど「マーケティングにはとても苦戦した」と出店への苦労を語った。(山本一貴)